ギャラリーの存在が好プレーの後押しに!木下稜介が14アンダーで優勝!!

日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsの最終日、2位に4打差をつけて単独首位からスタートした木下稜介選手は、「今日だけすごく狭く感じた」とプレッシャーがかかった1番のティーショットでいきなりミス。右の林に打ち込みました。ただ、「奇跡的に前が空いていた」と2打目をグリーン近くまで運び、絶妙のアプローチで40センチに寄せパーをセーブしました。その後は「攻めたことで楽になった」と昨日までの安定したプレーが戻り、前半9ホールで3バーディ。この時点で2位に6打差をつけました。10番でボギーをたたきましたが、15番でバーディ。結局最後まで後続を寄せつけず、2位に5打差をつけ14アンダーでフィニッシュ。ツアー初優勝をメジャーで飾りました。

優勝を果たした木下稜介選手

「昨晩はあまり寝られなかった」と大きなプレッシャーの中で迎えた最終日。「今日勝てないともう勝てないと思いながらプレーしていたので本当に嬉しい」と喜びを噛みしめていました。また、「僕を応援してくれる方がすごく多い気がした。プレッシャーでくじけそうになったが、ギャラリーの皆様のおかげで立ち直ることができた」とギャラリーの存在が好プレーの後押しとなったと話しました。

将来について聞かれると、同じ歳の松山英樹選手と石川遼選手を引き合いに出し、「自分もこの2人の中に入っていけるように頑張りたい」と語りました。この優勝で木下選手は8月に開催される「WGC(世界ゴルフ選手権)フェデックス セントジュード招待」の出場権を獲得。また、7月の全英オープン出場も決まっています。「この優勝で満足せずに、全英オープンでもしっかりと結果を出したい」と意気込んだ木下選手。次は世界での活躍を狙います。

9アンダーの2位には23歳の古川雄大選手が入りました。ツアー5試合目での2位に、「何回も優勝争いをして勝ちたいなと思いましたし、できるんだと自分で思った。やっぱり優勝争いは楽しいので、勝ちたいです」と今後のさらなる活躍の手応えを感じた様子でした。

9アンダーの2位と健闘した古川雄大選手

アマチュアの杉原大河が6アンダーの3位タイに入りました。「充実感が強いです。悔しいというより、自分の今できるプレーをやった結果なので、自分の実力がまだ足りないということだと想います。本来ならツアープロしか出場できない大会に出場できて、本当に感謝しています」とホールアウト後に話した杉原選手。在学中にプロのツアーで勝ちたいかという質問には「それを達成するために今年は頑張っています」と話しました。

6アンダーの3位タイに入ったアマチュアの杉原大河選手
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