バックナインは9ホールの最少記録「28」でラウンド。
2014の本大会覇者・竹谷佳孝が6アンダーで単独トップ

日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsの初日が終了。6アンダーで単独トップに立ったのは2014の本大会覇者である竹谷佳孝選手でした。

スコアを伸ばす選手が多い前半の9ホールで1オーバーでしたが、バックナインは見事なゴルフを展開。10番から5連続バーディを奪い、15番ホールはパー、そして16番、17番でバーディを奪い後半は7つスコアを伸ばし、6アンダーで初日を終えました。9ホールでのスコア「28」はジャパンゴルフツアー最少ストローク記録タイ。本大会の宍戸ヒルズカントリークラブで開催された9ホールの最少ストローク記録は竹谷選手自身が優勝前年の2013年にマークした「30」ですが、その自身の記録を2つ上回りました。

好調の理由を「全部フェアウェイから打てているから」と話した竹谷選手。「ティーショットがスタートする前からずっと不安だったが、意識だけでも丁寧にやり切ろうと思ってやっていた」のが好スコアに結びつきました。過去に優勝経験があり良いイメージがあるのではという質問には「無いです」ときっぱり。「宍戸ヒルズは男子ツアーの他のコース、日本プロ、日本オープンを含めて、難しさは3本の指に入ると思います」と、コースの難しさを強調し、明日からも「ともかく難しいのでスコアは気にせずにやっていきたい」と自分なりのゴルフで宍戸ヒルズに挑みます。

1打差の5アンダー・2位につけたのは矢野東選手です。前半の9ホールで4つスコアを伸ばした後、10番、11番と連続ボギーをたたきましたが、終盤の14番、15番、17番とバーディを奪いました。前週の試合でも初日に好スコアが出た矢野選手ですが、今週の方が「週末に向けて夢と希望がある」と手応えを感じている様子です。

4アンダー・3位タイには、木下稜介選手、香妻陣一朗選手、古川雄大選手、3アンダー・6位タイにはディフェンディングチャンピオンの堀川未来夢選手、アマチュアとして出場している杉原大河選手など4人がつけており、上位陣は混戦模様です。

明日2日目は雨予想で、風も強く吹く模様。さらに難しくなる宍戸ヒルズでどんなドラマが待っているのか?

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