アマチュアも準メジャーWGC(世界ゴルフ選手権)出場のチャンス!
大学生3人が初日善戦。飛距離ではプロに負けず
今年からアマチュアの出場が認められた日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills。初日を終えて杉原大河選手(東北福祉大)が3アンダーの6位タイと上位に入り、中島啓太選手(日体大)と米澤蓮選手(東北福祉大)は1オーバーの52位タイと善戦しています。
注目は3人の飛距離です。ジャパンゴルフツアーでは毎日2ホールで飛距離を計測し発表していますが、初日は中島啓太選手が335ヤードで全選手の中で1位タイ、杉原大河選手は332ヤードで4位、米澤蓮選手は311ヤードで24位と上位に入りました。世界で活躍するには飛距離は必須。「今後のツアーでの活躍が期待されるアマチュア選手にもJGTOがセッティングする世界基準のコースを経験してもらい、ますます力をつけてもらいたい」というのがアマチュアの出場を認めた趣旨。また、開幕前にツアーディレクターをつとめる田島創志プロが、「世界でも戦えるアマチュアが増えてきたという事実をしっかりと受け止め、我々の中で開催している世界基準、難度の高い試合において、それに耐えるアマチュアを出場させた」と語ったとおり、今回出場したアマチュア3人は将来の飛躍が期待される十分な素質は持っています。
初日6位タイにつけた杉原選手は「プロの試合でも出来るだけ上位にいきたいと思えるようになってきています」とプロトーナメント出場にまったく物怖じしていません。また、現在世界ランキングトップの中島選手は開幕前、「優勝を目指して頑張りたい」と答えています。中島選手は昨年11月に開催された「VISA太平洋マスターズ」で3位、今年4月の「VISA太平洋マスターズ」で2位に入っており、ジャパンゴルフツアーの優勝争いの常連です。
週末にかけてどのような展開になるのでしょうか?本大会の優勝者には8月に米国で開催される「WGC(世界ゴルフ選手権)フェデックス セントジュード招待」の出場権が与えられ、アマチュアが勝った場合にも適用されます。ディフエンディングチャンピオンの堀川未来夢選手は「優勝して、WGCも出場できて、世界基準というものを感じられた」と語っています。世界基準のコースセッティングを大変できるだけでなく、優勝すればWGC(世界ゴルフ選手権)にも挑戦できる本大会。世界での活躍が期待されるアマチュアゴルファーの飛躍にも期待が高まります。