「実は昨日の夜、師匠の芹澤さんから、電話をもらって、“明日は、絶対に4アンダーでまわって来いよ”と気合を入れられたんですんです。“明日は、68で回って16アンダーにすれば、きっと勝てるから“って。でも、今日は朝からすごい強い風が吹いていて、“この状況でも、68で回れってことなのかなあ・・・”って、ちょっと弱気になったんですけど、それでも今日は、ひたすら芹澤さんの言葉だけを目指して頑張りました。ツアープレーヤーNO.1を決めるという、レベルの高い大会でこうして優勝することができ、今回、僕の中では、これまでのどの優勝よりも、“勝ったんだ”という実感が強い試合となりました。
僕自身、2年半ぶりの優勝です。
その間、何度か勝てそうで勝てない試合が続き、去年はほかの選手のボールを間違って打って負けたりという苦い経験もあったんですが、今はあの事件も、今回の優勝のためにあったんだと思えますね。今年は、この1勝だけでなく、もっとたくさん勝ち星を重ねて2年半の埋め合わせをしたい。
ツアーのメインスポンサー・株式会社イーヤマの勝山社長、JGTOの島田幸作チェアマン、すばらしいコースを作ってくださったグリーンキーパーの鈴木さん、大会関係者のみなさま、最後まで大きな声援を送ってくださったギャラリーのみなさん、そして、今大会も、たくさんのボランティアの方々が、お手伝いくださったと聞いています。僕らプレーヤーからは、いつも、“ありがとう”という言葉しか言えないのですが、今回に懲りず、来年再来年もまたここにきて、大会を盛り上げていただきたいと思います。
今日は、本当にありがとうございました」