【開幕直前情報】選手会長の石川遼プロにインタビュー Part2
今は日本男子ツアーが良いサイクルになるチャンス!高いレベルを目指してやっていきたい!!
ジャパンゴルフツアー選手会長でもある石川遼プロのインタビュー第2弾です。ギャラリーがより楽しめる大会づくりなどについて、真剣に考えている真摯な石川プロ。是非、ご一読ください。
――石川プロが日本で活躍されて昨年まで米PGAツアーにいったことは、他の選手に影響を与えているのではないでしょうか?
そうですね、先日米PGAツアーで優勝した小平さんは、プライベートでも一緒にラウンドする機会が非常に多いんですけど、やっぱりすごく僕も意識されているなと感じます。僕が先にアメリカに行ったという部分もありますが、遼にできるんだったら俺もできるという気持を小平さんは非常に持っている方なので、そういう意味でいつ回っても真剣に二人で勝負するし、負けたくないっていうのもありますね。僕の前にアメリカにいたのは今田竜二さんになってしまうのでちょっと年が離れてしまうんですけど、小平さんの今回の優勝というのは日本の選手からすると非常に身近な選手の活躍です。丸山茂樹さん、今田竜二さんはアメリカに長く行かれていましたし、僕らとは違うというか次元が高すぎるというイメージがあったんですけど、例えば僕が行けたり、小平さんが活躍されたりっていうのを見て刺激を受ける選手というのは非常に多いと思います。
刺激を受けるだけじゃなくてより意識を高く持っていきたいです。国内で24試合のスポンサーさんにやっていただいていますけど、自分たちが頑張ることでその数字はいくらでも変わってくると思います。今はそういう良いサイクルになるチャンスだと思うので、よりみんなで切磋琢磨して、みんなで高いレベルを目指してやっていきたいと思いますね。
――日本ゴルフツアー選手権に話は戻りますが、今年は17番ホールの右サイドのOBをなくしてラテラルウォーターハザードになり、ラフも短くなるそうです。
大賛成です。17番のセカンド地点はファーストカットより少し長いくらいのラフで十分かと思っています。選手をより悩ませるセッティングになると思いますし、いろんな選択肢を選手に与えるという意味では、見ている方も面白くなるんじゃないかなと思います。
――日本ゴルフツアー選手権、そして舞台となる宍戸ヒルズカントリークラブが、今後どのように進化していったらいいと考えていますか?
宍戸ヒルズカントリークラブは、ギャラリーの方が見やすいホールというがたくさんあると思います。17番ホールもグリーン周りがすごく面白いですね。ギャラリーの方も集まりやすいホールですが、1つもったいないなと思うのは奥から手前に対してのグリーンの傾斜があるので、最終日、池のふちにカップを切った時に奥にいるギャラリーの方からだと遠すぎてカップが見えないんです。選手からは全く関係ないグリーンの奥のバンカーのさらに上とかを高くして、より多くの人がカップを見ることができると良いと思います。カップが見えるか見えないかというので、ギャラリーの方の楽しみというのは全く変わりますので。
イシカワリョウ/ツアー史上最年少優勝(15歳245日)、史上最年少賞金王(18歳)など、日本ツアーの数々の記録を持つ。13年より米ツアーを主戦場としてきたが今年から日本ツアーに復帰。選手会長も務める。